JR成田線新木駅周辺の日秀地区は、平将門の霊が騎馬で手賀沼を渡り、朝日を拝んだとされる場所。また、幼年期に過ごしたという伝承もあります。
随所に平将門ゆかりのスポットが点在する日秀地区。平将門は歴史上では反逆者として語られることが多いのですが、日秀地区では英雄として崇敬の対象となっています。きちんとお参りをして、民衆のヒーローとして慕われる平将門の強力なパワーにあやかれば運気もアップする⁉
サイクリングMAP
①新木駅
我孫子市とJRの共同事業により、2017年にリニューアルした新木駅。直線的な駅舎の屋根は、近くの北大作遺跡で発掘された握斧(あくふ)やナイフ形石器がモチーフとなっています。ロータリー側の出口にはイスとテーブルが設置された待合コーナーもあります。
②首曲がり地蔵尊(観音寺)
成田街道沿いの観音寺に佇むお地蔵様は、首を少し掲げたユニークな姿が特徴。これは将門と因縁のある成田山新勝寺に対し、「そっぽ」を向いているといわれています。観音堂には平将門の守り本尊といわれる聖観世音菩薩がまつられているので、お地蔵様と合わせてお参りを。
③日秀將門(ひびりまさかど)神社
現在の將門神社は、將門公の死後間もなく公の御霊が騎乗して手賀沼(当時は香取の海)をわたり朝日を拝したと言われる場所。日秀村はかつて日出(ひいず)村と呼ばれたそうです。公は相馬小次郎と称して幼年期を過ごし、京の都から帰還後は相馬郡衙(現在の千葉県立学校)に任を得ました。その思い出の地に公の御霊は神として祀られ鎮座されています。1300年を過ぎた今も公の威徳を慕って多くの人々が参詣に訪れています。
④將門の井戸
將門神社を南東に下った位置にある井戸で、すり鉢状に掘り下げた底の部分をさらに垂直に掘り下げる「まいまい(ず)井戸」と呼ばれる形状です。このあたりの集落には7つの井戸があったと伝わりますが、そのうちの1つがこちら。住民たちの手により大切に守られています。